超初級でも伸びるのね! 生徒さんの例②

まさかの変化をとげた、超初級レベルのMさんについては前回の記事で書きました。
このMさんとは某英会話学校に勤務していた時の生徒さんです。
12年前に担当していた生徒さんです。

Mさんは、当時6名前後のグループレッスンに所属していました。
レベルは超初級レベル。

クラスメートの方は初級~初級の上レベルの方がほとんど。

60分レッスンで6名前後の方が均等に発話できるように様々工夫をしてました。
当然宿題も出させていただきました。

宿題をしてこないとレッスンについてくるのが少々大変になります。
ですので、生徒さんは必ず宿題をやってきます。
そのMさんを除いては(汗

週2回のレッスンですので、ちゃんと通い課題をこなしていけば英語力の伸びは
はっきりと見えます。

中には1年で一気に伸びて、初級レベルから外国人レベルに編入された方もいました。
ほぼ7割の方はかなり早い段階でレベルアップされましたね~。

がしか~し、Mさんは「あは、今日も宿題やってな~い」を連発。
レッスンであてられても「わかんな~い」と平然とされておりました。

自分に関わる英語表現もなかなか覚えてくださらないので、レッスン内で何度も何度も何度もリピートし、その場で覚えて頂いたことも数多くありました。

やっと英語表現が定着したと思いほっとしたそばから、あっさりと忘れていくMさん。
その姿を見て、英語講師としての自分の力量のなさにがっくりくる日々。

このMさんを伸ばすことができて、はじめて私の英語講師としての意味があるのだと鼻息荒く奮闘してました。

が、相変わらず「あは~、また宿題やってな~いよ~、せんせ~い!」と明るく話すMさん!
どんなに週2回通っていらしても、家での学習を全くしなければ、そりゃ~伸びるはずありません。
24時間日本語で溢れているのですから、工夫して英語の時間を作るべきなのです。
でも、Mさんは「別に英語力が伸びなくてもいいし~、仕事で使うわけでもないし~、ま~旅行の時にちょっと使えればいいかな~」と。
私の思いとは全くの逆を行っていたMさん。

そんなこんなで5年が過ぎました。
クラスメートの方はもう上のレベルに移動。
Mさんだけがず~と同じクラスなのです。

さすがの私も「Mさんの英語力を伸ばすことは、私がノーベル賞をもらうくらい大変なことなのかも」と思うようになりました。

ま、仕方ないな~、そんな生徒さん一人くらいはいるよね~と、自分に言い訳。

その後、私は某留学準備校へ声がかかり転職することになりましたが、現在は個人で教室を運営しています。

2年前のある日、数年振りにMさんから連絡がありました。
「えいこ先生の所で英語やりたいけど、いいですか?」と。
ちょっと緊急な感じでした。

ですが、以前のMさんを知っている私は「はい、どうぞ」とは言えません。
やる気のある方だけを受け持つというのが私のポリシーですので、趣味程度にまったりとという方には、他の教室をご紹介している次第です。

そこでひとまずレベルチェックに来て頂くことにしました。
ある条件をつけて。

この続きは次回。

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