アメリカに来て間もない知り合いの日本人男性がスーパーに行った時のお話。
ご年配の女性に話しかけられ、” my son!”と言われたそうな。
「おれ、息子でもないのに、なれなれしい!」とご立腹。
「『お前の息子じゃない』と言いたかったけど英語で言えなかった」とも。
私も以前、同じような経験が。
スーパーで、ご年配の女性に「My little lady」と言われました。
はじめての経験でしたが、状況からして「親しみを込めてそう呼ぶんだな」と理解。
そうなんです、この「My son」は単に呼びかけの時に使う表現なのです。
これ、別に「私の息子よ」と言ったわけではないのです。
女性が言ったとしたら、「ちょっとそこの『あなた』」の時の「あなた」にあたることもあるでしょうね。
いつも「あたな」でぴったりくるわけではありませんが。
友人の場合は、辞書にある、「my」→私の、「son」→息子、とそのまま置き換えることによる間違いです。
いずれにせよその友人、「No, I'm not your son!」と言わなくて良かったです!
僕という言い方、最近、一部の女の子も自分のことを僕と言いますが、だいたいは男の子や男性が使いますね。
これ、英語でいうと「I」になるわけですが、果たして自分のことを言う時だけでしょうか?
変な質問だなと思いますか?
ふと思ったのですが、大人が名前を知らない小さい男の子を呼ぶ時も、僕を使いますよね?
たとえば、「ぼく、いくつ?」とか「ぼく、名前は?」とか「ぼく、どのお菓子がいいかな?」とか。
日本語を習って間もない外国人は、この僕をIと思ってしまうかもしれませんね。
すると、How old am I? What's my name? となり、自分で自分に質問することになります。
正しくは、 この場合の僕は、相手への呼びかけなので、youになるわけです。
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